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ノベルNo.1「10(第十七回)」

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-半年後-

僕は、キヨミと生涯を共にすることを決意した。
もちろん、キヨミもそれに同意してくれた。
これからは二人で・・・家族が出来れば
みんなで山も谷も越えていく、それが人として感じられる幸せ。
その幸せを永久に感じていくはずだった。

「イテッ!!」

「どうしたの?!」

「いや、ちょっと紙で指切っただけだよ。問題無い。」

「なんだか、ちょっと病気とか怪我とか多いよね~。
ま、元々ひ弱そうだけどね♪
よーし!これから、私がしっかり鍛えてやる!!えいっ!」

「うわ!!」

こうしてキヨミを愛する時間も“10分”に捕らわれず、
愛したいだけ愛せるようになった。
以前より、時計を見る回数が増えたが、
“10分”毎に行動・現象が起きないことが今は凄く安心に感じる。

ただ、それは私が“表面上”で感じている事だけであった。
人間の思い込みというものはそう簡単に心の奥底から
剥がれるものでは、無かった。
プロフィール

アキヒサナウ

Author:アキヒサナウ
かっこよくはなれません。

が、かっこつけます。

が、かっこつけたら、

ふざけます。

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