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ノベルNo.1「10(第十四回)」

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「まあ、彼女それから、
ずっと貴方につきっきりだったんだけど、
ほら、担当医も言ってたと思うけど、
貴方本当はこんなに目覚めない
はずは無かったじゃない?!
で、担当医は貴方の様態を
あまり良くないと思っていたのよ。
だから、夜は親族以外泊まることを
許可しなかったんだけど、
彼女ったら、すごい行動に出たのよ!
その熱意で結局、
ずーーっと寝ずに貴方のそばに居たのよ!
え?何を言ったか?
そんなの、おばちゃんの口から言わせないでよ♪
もぅ~!いまどきあんな彼女がいるのね♪
貴方の傷以上に、深く傷つけちゃ駄目よ♪」

(ガラガラガラガラ・・・ガシャーン!!)

完全に壊れる音がした。

「ハハハハハハ!!」

「?笑い話だったけ?(安藤さんにこの状態も報告しておこう)」

私は完全に壊れた。

「ハハハ・・・」

(ツー・・・ポロッポロッ)
知らなかった・・・。

根拠は分からないが、彼女が私の事をこんなに思っていてくれて
いた事を。

知らなかった・・・。

船が壊れてしまうことがあることを。

知らなかった・・・。

灯台の光が無数にあったことを。
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アキヒサナウ

Author:アキヒサナウ
かっこよくはなれません。

が、かっこつけます。

が、かっこつけたら、

ふざけます。

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