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ノベルNo.1「10(第七回)」

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「ハヤクマネー・・・カネヲダセ!」

こんな状態になってからどれくらいの時間が経っただろう。
こんな白昼に堂々と派手にやれば、必ず10分後には
警察が来るか、犯人が逃げ出すかになるのだろうと、
状況を見た上で自分の「10分毎」「10分間」という特性を考えると
やはり落ち着きの方が増してきた。

「コイツヲサスゾ!!!」

え?!・・・いやいや無理無理。

「メンドウダ、ソイツサシテドウゾ!」

な・・・無いよ。大丈夫、大丈夫。
少し変な汗が出てきたが、まさか余計な罪は・・・

(ブスッ!!)

「キャァァァァ!!!」


「!!ウゥッ!!!」

「サア、タダノオドシジャナイハヤクスルンダ」

(コ・・・コクッ!!)

あっさり刺された・・・。
まさか・・・これが今回の10分後の結末?!
その場に倒れこむと共に私は行内の時計に目をやった。
12:43・・・え?!
10分経っていない・・・なぜ?!・・・ダメだ・・・ハァハァ意識が・・・
犯人の走り去る姿がフェードアウトしつつ、瞼という幕が降りていく。

「大丈夫かー!」

「早く!救急車をーー!!!」

薄れる意識の中最悪のカーテンコールだった・・・。
プロフィール

アキヒサナウ

Author:アキヒサナウ
かっこよくはなれません。

が、かっこつけます。

が、かっこつけたら、

ふざけます。

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