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ノベルNo.1「10(第二回)」

「10(第一回)」はこちら




12:00 昼食

昼食をとるためにいつものコンビニへ出掛けた。
私は昼食時必ずこのコンビニへ来るので、
すっかり顔も覚えられてしまった。
昼食を買って、コンビニを出ようとした時、
携帯を見ると、メールが入っていた事に気付く。
受信時間は12:02バイブにしていたせいか、
その時間は恐らく歩いていたので
気付かなかったらしい。

メールは彼女からだった。

12:20 彼女のメールを確認し、返信する。

私にはキヨミという彼女が居る。
凄く活発で明るい娘だ。
メールの内容は、
火曜日に迎えた私の誕生日が、
平日ということもあり、
お互い時間が取れなかったので、
金曜日の今日祝ってくれる。
と、言ったものだった。

「バッチリ祝ってあげるからね♪
二人だけどパァー!!と憩うよ♪
ップ!変換ミスゥ~♪」

彼女の元気いっぱいさが伝わるメールは
少し陰気な私にはとても嬉しい。
どうやら、ちょっとオシャレな店で、
もてなしてくれるようだが、
とはいえ、一応こちらもある程度の
お金は用意しておこう。
コンビニのATMは使用している人が居たので、
仕方なく、弁当を持ったまま
近くの銀行へ行くことにした。

12:30 銀行へ到着

元気な彼女と陰気な私、
うまくバランスが取れているのか、
やはり、これといって特別なトラブルも無く。
二年強過ぎていた。
お金も下ろしたし、
昼休み終了時刻も近づいていたので、
急いで会社へ戻ることにした。
そして、今晩彼女との食事を楽しみにしながら、
何も変わり映えの無い・・・
いや、変わることを望んでもいない。
時間がすぎる・・・はずだった。

12:40 銀行強盗に人質に取られる

銀行を出ようと、
自動ドアに人が通れる程開いた時だった。

「オトナシクシローー!!」

(続く)
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アキヒサナウ

Author:アキヒサナウ
かっこよくはなれません。

が、かっこつけます。

が、かっこつけたら、

ふざけます。

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